2021.08.19

洋服のお手入れの話し

RASSEMBLE Blog

今日は洋服のお手入れについての内容です。

洋服が好きな方ってお手入れにも拘ると思うんですが、アイテム毎にケア方法って変わるのでどうやって手入れをすればいいか分からないって事も多々あると思います。

そこで今回は私が普段の洗濯や洋服のお手入れをどうしているかを書こうと思います。

まず初めに水洗いできるものに関しては普通に洗濯機で洗うんですが、全て洗濯ネットに入れて衣類を保護しています。

洗濯ネットに入れる目的は洗濯機が回ってる時に衣類が擦れて繊維が痛まないようにする為です。特にシャツ類は番手が細い上質な物ほど擦れに弱いので必ずネットに入れてます。

洗剤は中性洗剤を使います。中性洗剤は弱アルカリ性に比べると洗浄力は落ちますが、繊維に影響が少なく痛みにくいのです。

私はウールやシルクなどデリケートな繊維の洋服も可能な限りネットに入れて中性洗剤を使って自宅で洗っています。そして脱水時間を短く設定すれば洋服への負担も少なくなります。

また、よっぽどの事が無い限りはクリーニングには出しません。特にチェーン店の安くてその日に上がるクリーニングは使っている溶剤も(恐らく)使い回しの汚いもので洋服に古い溶剤の匂いはつくし、プレスも変なシワが入って返ってきたりします。

出すなら価格は高くても、仕上げのプレスもハンドで行っているような知識の豊富なクリーニング店がおすすめです。

冬物のセーターやコートはというと基本的にはブラッシングのみです。冬場は汗もあまりかくこともないので汚れはつきにくいですし、外でコートについたほこりなどはブラッシングするだけでも十分にとれます。

セーター類は小まめにブラッシングをするだけで毛玉も出来にくくなります。カシミヤやウール製品をドライクリーニングに出してしまうと糸に含まれる油分がとんでしまい、風合いが変わってしまう事もあるので注意が必要です。

セーターに食べこぼしなどの汚れがついてしまった場合ですが、僕はネットに入れて中性洗剤で水洗いをします。干すときにハンガーで吊るさずに平干しすれば水の重さで伸びる事もないです。食べこぼし汚れを放置したまま保管すると虫食いの原因になるので必ず汚れは取りましょう。汚れがひどくなければ部分的に手洗いでも大丈夫です。

乾燥機は基本的に使いません。熱で繊維を痛めるし、縮みの原因にもなります。(デニムを縮めたり、あたりを出したい場合は別ですが)

簡単に書きましたが洋服の手入れは奥が深いです。当店で買った服でお手入れの事で不明点があれば、お気軽にご相談ください。

私自身もまだまだ知らない事があるので、日々勉強中です。